八犬伝ー日本再生伝(完結)

□新潟
〜監獄都市〜
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電車の中で羅舞達は、つかの間の休息として、話をしていた。
「いやでも大河さんって凄いよな、拳一つでここまで来てるんだから」
「いや、俺達の世界では、これを鍛えないとオヤジを守れないからな」
大河が自分の拳を見つめて言った。
「オヤジ?恒星組の二代目は既に引退したって聞きましたが?」
羅舞が、不思議そうに言った。
「あの人は孤児の俺をここまで育ててくれたんだ、だから、ずっとオヤジさ」
大河が、言った。
「でもラヴ君にもビックリだよねぇ…新潟に5億の懸賞金かけられるのも…わっかるなぁ〜」
光が、日本酒を一気飲みしながら言った。
「俺はただ自己防衛の為に鍛えただけだよ」
羅舞が、チョコを舐めながら言った。
「そういう光だって、あの銃の腕はただ者じゃないだろ?うちら、ヤクザが千葉に手を出せないのも良く分かる」
大河が、言った。
「いや、あのほら、俺達の町はさ、法律がなくって危ないじゃない?だから防犯よ!防犯!」
光が、新しい酒の蓋を開けながら言った。
「向こうは随分物騒な話で盛り上がってますねぇ…」
3人の話を聞いていた、雅人が言った。
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