AFTER SHORT STORY

□海に行こう!FOR GIRLS
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「ん〜」
海に着くと詩音は、大きく伸びをした。
「詩音さん可愛らしい水着ですわね」
詩音にそう言った声の主の容姿に、浜辺にいた全員の視線が集中した。
「何それ?イヤミ?水姫って意外に毒舌だよね」
自分の胸を見ながら詩音が言った。
「違いますわ、本当にそう思いましたの」
「ねぇ…水姫ってさ…本当にあたしより年下?年齢盛ってるでしょ?」
「ご心配なく、ちゃんと戸籍でも19ですわ」
二人がテントを立てながら話していると、一人の男が二人に近付いて来た。
「ヘイヘヘーーイ君たち可愛うぃーね」
いかにもチャラい男が二人に声をかけた。
「何してんの!!!光!!!」
「ん?ああ、な〜んだ詩音チャンに水姫チャンかぁ」
「何だってなによ!」
詩音は、水姫の発言で機嫌が悪くなっていた。
光は、詩音をまあまあと、宥めると、二人に手を重ねるよう言い出した。
「何ですの?」
「いや、記念写真的な物でも撮ろうかと」
「良いですわ」
水姫は、詩音と手を重ね合わせた。
『こうやって並ぶと凄い敗北感…』
詩音がそう考えている間に光は、デジカメのシャッターを押した。
「水姫チャンと詩音チャン体型が…」
「凍ってしまえ!!」
翌日、氷漬けになった光が救助されたそうな…

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