消失教室〜八犬伝第2部〜(完結)

□他校の状況
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春日部魔法第4高等学院
1-1
舌霧さくら


「さくら、オメー慶事君とか言う他校の野郎と付き合ってるって聞いたぜ…」
「それが何?」
さくらは、あっさりと言い放った。
「ああん?『それが何?』だと?」
「どう考えても、それは聖さんへの背信行為だろうが!」
二人の男はさくらを睨み付けて言った。
「背信行為?ははっ!あたしは愛に生きてるの!愛は全てに勝る正義よ!あなた達みたいな聖信者のフノー野郎と一緒にしないで!」
二人の男は、さくらの言葉を聞くと怒りに震え、魔法媒介に触れた。
「面白ぇ!俺たちもなあ、ただ強いだけで四天王になったお前がウゼエんだよ!!!」
「ちょっと、あたしはこの後どうしても吹き飛ばしたい相手を吹き飛ばしに行くんだから、邪魔しないでよ!」
さくらがコマを手の上で回すと二人の男の目の前に巨大な竜巻が現れ文字通り二人を吹き飛ばした。
「ふー片付いた…次は…あたしより慶事君に付いて回ってる風紀副委員長、磯崎穂花…必ず吹き飛ばしてあげるわ…」
さくらは、不適に笑った。
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