消失教室〜八犬伝第2部〜(完結)

□莉央VS鏡子
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「鏡子、本当にやるの?」
ブレスレットを指でくるくる回しながら莉央は尋ねた。
「あら?あなたの覚悟なんてそんなもの?」
「?」
「私は聖君のためにあなたに勝つわ、アイドルとしての人気で負けたっていい、でも…コレだけは譲れないの!」
鏡子は、鏡を取り出すと、そこから魔法を発射した。
「わかった…戦うしかないね」
莉央はその攻撃を避けながらブレスレットを腕にはめた。
「?どうしたの?あなたの魔法で私に攻撃させないように上書きすればよかったのに」
鏡子は、薄く笑って莉央に言った。
「その手には乗らない!『反射系』の魔法で私にそのまま跳ね返ってくるの知ってるんだから!」
「そう、残念…でも今まで跳ね返した魔法を自在に出力することもできるのよ」
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