八犬伝ー日本再生伝(完結)

□熊本
〜怪物都市〜
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大河はいきなり怪物に殴られた。
「はっはっは、もう終わったか…」
主人は、笑って怪物の元へと行った。
「俺を負けと決めるのはまだ早いぞ」
「バ…バカな…」
大河は、怪物のパンチを片腕で受け止めていた。
「いてて、流石に片腕じゃ無理っぽいな判断誤って折れちまった」
大河は赤黒く腫れた腕をさすった。
「おい、よくもやってくれたなコラ、あ?テメェ!!オラ!」
大河が怪物に『本職』の脅しをした。
そして、怪物を全力で殴った。
怪物の顔は一撃でへこんだ。
「久しぶりだな…何かを全力で殴るのは」
大河は、拳を見つめた。
主人は、パラシュートでどこかへと逃げ去った。
「梓様が貴様等を殺しに来るぞ!」
そう言い残して。
「大河、腕折れてるな…当分戦闘は無理そうだな…」
霧屠の言葉に水姫が驚いて言った。
「もう一晩ここにいましょう、危険すぎますわ…」
「水姫さん…それは無理です、梓とかいうお方の追っ手がすぐに来るでしょうし」
雅人は、そう言って、全員をすぐ電車に乗せた。
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