消失教室〜八犬伝第2部〜(完結)

□最強の味方
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「あ、あの制服は…市立川越魔法高等学校!」
穂花が向かってくる緑の制服を指差して言った。
「穂花、知ってんのか?」
「知ってるも何も、あそこは、ある意味埼玉一の恐ろしい学校さ、魔法力が強いとか、そういう事じゃなくて…あの学校は、トップの2人を中心にした一枚岩でね…トップが動けと言ったら、動くみたいよ…学校全体がね…」
「で?」
羅舞は、穂花の話を遮ると、緑の制服の中に一人飛び込んだ。
「ラヴ!話を最後まで聴きなってば!」
「心配ねーよ、詩音、連中、俺達より弱いから…ボスは、結構強えーけどな」
羅舞は、敵の軍団の攻撃を楽々避けながら詩音に言った。
「ボスの一人は、詩音が戦ってくれ…そいつらだけは相当戦闘慣れしてるしな」羅舞は、全員を倒しきった所で遊羅達を急いで家に入るように伝えた。
「さて、あとは、お前ら二人だけだが…やるか?俺と、詩音を相手によ」
「言っとくけど、あたしは手加減とか出来ないからね…止めるなら今のうちだよ」
「嫌だね!」
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