消失教室〜八犬伝第2部〜(完結)

□つかの間の安息
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「しっかしラヴ君、いつからそんな性格になったの?一緒に旅してたときは、今よりちょっとだけ−思考だったのにねぇ…」
「別に今も昔も性格なんて何も変わってねーよ、ただ遊羅が出来てからそんな−なこと考える暇がなくなったってだけだよ」
羅舞は、光に話しかけながら銃トンファーのように振り回した。
「拳銃ってよくよく考えるとできの悪いトンファーだよな」
羅舞は、隼人をあっさりと倒した。
「ってことで、もう敵はいないかな…んじゃ、光、俺も寝るからあとはよろしくな」
「ちょ、ちょ っと、俺一人で寝ずの番ってこと、そりゃないでしょ」
「いや、お前もう帰っていいけど、詩音が色々うるさいから隼人が汚した場所の掃除よろしく!」
羅舞は、そう言うとさっさと家に入っていった。
翌日玄関を見ると疲れはてて眠っていた光の腕に手紙が置かれていた。
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