八犬伝ー日本再生伝(完結)

□千葉
〜法のない都市〜
1ページ/2ページ

千葉に着いた羅舞と詩音は、誰か仲間にできそうな人を探すため、酒場で聞き出すことにした。
「酒場なんて久しぶりだな〜」
「思い出すよね〜よくラヴがあたしを無理矢理連れて来たの」
「はあ?逆だろ?俺は詩音に無理矢理酒弱いのに連れ出されてたんだろ?」
「記憶にないな〜」
「バカだろお前」
「バカですって?」
「覚えてねーんだもんよ」
「あんたより頭良いわよ!」
ちょうどその時二人の前に酒が置かれた。
「あの〜清美さん、この都市に信頼出来そうな人居ますか?」
羅舞は、酒場の店主である清美に尋ねた。
「居たんだけど、なんか旅に行っちゃいました」
「旅?」
「まあ、それはそうと、あなた犬伏羅舞と犬山詩音ですよね?」
「「はい…まあ」」
「二人共有名人ですよ」
「「そうですか?」」
「だから、あなた達の居なくなった神奈川と埼玉は大変な事になってますよ」
二人は、驚いて清美の出した新聞を見た。
「反乱軍が老中を斬殺…都市転覆の危機」
「代踏吾魔導院の木恵英稀の独裁政治で魔導院動揺」
二人は記事を見て青い顔になった。
「確かにこれはヤバいな…けど、俺達は、日本を再生しないといけない」
「だからお願い、鎖国を解いて」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ