八犬伝ー日本再生伝(完結)

□福島
〜絶対的軍国主義都市〜
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「全体進め!!」
「回れ右!!」
「日本国旗に敬礼!!」
今日も福島は上官の声が鳴り響いていた。
そして、また何時もの訓練が始まる。
「そこ!!もたもたするな!戦場なら岩菱元帥は亡くなっているぞ!」
昼には、元帥の声が流れる。
『軍人諸君!!!
私だ、岩菱だ!毎日私が言っていることだが、最早バラバラになった日本は、我々軍人の手によってひっくり返すしかない!我々は、義勇軍だ!我々の犠牲を持って、また人々に大日本帝国の根底となる大和魂を植え付けようじゃないか!!またあの頃の大日本帝国に戻すのだ!さあ、クーデターだ!そのためには強くなれ!!国家をひっくり返せるほど強くなれ!!今の君達に、色も、心も必要ない!今君達に必要なのは、愛国心だけだ!』
昼食が終わると、訓練生達は呼び出された。
「新しい軍医が来たぞ!」
そう言われると、その男は、前に出て名乗った。
「今日から軍医をさせていただきます、多田雅人です」
そう言うと、訓練生達は、雅人に敬礼した。
「あの〜、今岩菱元帥に会えますか?さっきたてこんでまして挨拶出来てないんですよ」
上官にそう言うと、雅人は、岩菱の元へ案内された。
「岩菱元帥、初めまして多田雅人です」
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