ルカイリ

□護るべき対象
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「イリア!!」
ガチャンと勢いよく病院のドアが開く。よほど焦って開けたのか、銀色の髪の男性は盛大に転んだ。
「うっさい!!今この子寝たとこなの!!このKYルカ!」
ベッドで横になっている赤い髪の女性はルカを怒った。
「そーだぜルカ、子供出来て嬉しいのは分かるけどよ、病室だから静かにしようぜ。俺もしてんだからよ。」
「そーよルカ君。でもおめでとう。」
「そうだねスパーダ、ありがとアンジュ」
「ついに子供が出来てもーたか。先越されてしもうた〜。」「何ナマいってんのエル!」
「ミルダ、アニーミよく頑張ったな。」
「ありがとリカルドさん。でもあたしもうアニーミじゃないから。以後よろしく。」
「はははそうだったな。すまない。」
「あ〜あ辛気くせ〜ぜ病院ってのはよ。俺は帰るぜ。どっか行こうぜエル。」
「何でや?自分この二人の子供の顔みたないんか?」
「い〜からつき合えよ!」
スパーダは強引にエルマーナを病室から出した。
「私もそろそろ教会に行かなくちゃ。ルカ君、イリアちゃん、幸せにね。」
アンジュはニッコリと笑って病室を後にした。
「俺も訓練があるのでな。」
アンジュに続きリカルドも病室を後にした。
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