ルカイリ

□1人じゃない
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イリアは学校に行くのが辛かった。
朝上履きを履こうとした。
「痛っ!!」
突然足に激痛が走った。足からは血が滲んでいた。
上履きには画鋲が置かれていたのだ。
そして、重い足取りで教室へ入って行った。
パン!突然乾いた音が周りに響いた。
イリアはエアーガンで撃たれた。
「ちょっと!何するのよ!」
振り返って見ると、クラスメートの殆どがイリアめがけて撃っていた。
「う…そ」
イリアは教室を飛び出そうとしたが、その時
「イリア!」
自分の名前を呼ぶ声が聞こえ後ろを振り返って見ると、ルカがそこにいた。
「てめぇら俺の親友に何してんだ!」
スパーダが一番前の男に蹴りかかった。
男は何も言わずに気絶し、泡を吹いた。
「てめぇらこの女を庇うのか!!」
ゲーデが吠える。
「当たり前だ!!」
ルカが何時もと違い声を荒げる。
「僕はイリアが好きだ!だから、彼女をバカにしたら許さない!」
「あいつはただの泥棒女なんだよ!そいつだってなぁお前の財産目当てでお前にくっついてんだよ!」
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