八犬伝−日本再生伝(上の続き、本編完結)

□静岡
〜死霊都市〜
1ページ/1ページ

静岡は、予想以上に荒廃しきっていた。
「何だあれ?」
「ゾンビ?」
羅舞は、何千万ものゾンビがこっちへ向かって来るのを見た。
「ちっ!」
羅舞は、刀を抜こうとした。
「刀じゃゾンビは倒せない」
どこからか声が聞こえ、振り向くと、詩乃が居た。
「詩乃さん…」
「こいつらは風化させるか、額を撃ち抜くしか死なない」
詩乃は詩音にそう言うとゾンビを風化させた。
「ほら、全員コレ使え」
詩乃は全員に拳銃を渡した。
「ゲームみたいだな」
大河がゾンビを撃ちながら言った。
「ラヴ君ちゃんと当てないと!」
光がゾンビを片付けながら言った。
「分かってるけど、当たらねえ!」
羅舞は、拳銃を乱射した。
「当たってませんわ!」
「分かってる!ちくしょう!!こういう飛び道具は本当に使いづらい!」
羅舞は、その後も全弾外した。
気付けばゾンビは全部居なくなっていた。
「詩乃さんどうしてここに?」
「東京に行こうと思ったんだ」
詩乃は詩音にそう言うと、静岡で侵入機会を伺うと言い残して去っていった。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ