八犬伝−日本再生伝(上の続き、本編完結)

□山梨
〜罠都市〜
1ページ/1ページ

山梨に着いた8人は電車の上からギロチンが落ちて来るのを見て、電車を捨てて、外へ出た。
「避けろ!」
羅舞がそう叫ぶと前から矢が飛んできた。
8人がそれをギリギリで避けると、下から警報音が鳴り、地雷が爆発した。
「どうやら、ここは、いやこの都市は、東京最後の罠のようですね…」
「罠?」
「どういう…」
羅舞は、話を止め、後ろから来るミサイルをよけた。
「へえ…こりゃまた随分とえげつない罠仕掛けてんじゃん!!」
「まだまだ、ここには、危険がいっぱいですよ!」
「誰だ!」
羅舞が声を張り上げた。
「久しぶりね…光」「尚美ちゃん?」
光は、女性の名を呼んだ。
「知り合いですか?」
雅人が光に尋ねた。
「んー恋人?それと、ラヴ君が幽体で会った、前の総理の娘だよ、そして千葉の酒場切り盛りしてた清実ちゃんの姉ね」
「は?」
羅舞は唖然として光を見た。
「この人は元警察」
「??」
7人はすっかり状況が飲み込めずに居た。
「つまり、光さん、あなたは、この人の護衛という事ですか?」
「いいや、警察は、もう辞めたし、まあ、恋人として守ってはいるけどね、それより早く行こう、尚美ちゃんが罠を外してくれたみたいだし」
光はすぐ電車に乗った。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ