最後の物語

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盲目の名医、トウホウの捜索は意外な形で進展する。

「トウホウが木ノ葉に現れたって本当ですか?」

朝、緊急招集をかけられ綱手の元に集まったメンバー。

カカシの問いに綱手は手に持っている一枚の紙を見ながら

「まだ本人と確認したわけではないが」

スッと机にその紙を置いて皆が見えやすいようにする。

その紙に書かれているものは里の入口である門の関所からの報告書だった。

昨夜までに里内に入った者の名前が書かれており、それぞれの滞在期間と滞在理由も書かれている。

文字をひとつひとつ追っていき、やがて『トウホウ』と書かれている文字に辿り着く。

滞在期間は三日ほど。
物資の調達と休息を滞在理由にしている。

「なぁーんだ!あのおっちゃん最初から木ノ葉に来る予定だったのかよ。
これで楽に見つけられるなっ」

「まだ本人と決まったわけではないが、この名を書いた者は盲目だったと報告を受けている。
ほぼ間違いないだろう。
二人一組となりトウホウを探し、此処に連れてきてくれ。
ただし、無理矢理連れてくるような事はするな。
相手はあくまで一般人だからな」

『は!』

ヤマトとサイ、サクラとネジ、そしてナルトとカカシというペアに分かれて里の何処かにいるだろうトウホウの捜索が始まった。

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