最後の物語

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「あ…」

「全部…入った…」

深く息をつくカカシさん。

私を抱くその腕に少しだけ力が入る。

「大丈夫?」

「はい…」

「痛くない?」

「はい…」

「しばらくこのままでいようね。
大きさに慣れさせないと」

すり、と私はカカシさんに頭を擦り寄せる。

「すず音…」

「カカシさん…」

キスをする。

「カカシさん…嬉しい…やっと、やっとひとつになれたんですね…っ」

「そうだよ。…いますず音は俺と繋がってる。
やっと俺を迎え入れてくれた…」

ぎゅっと左手を握って指輪のある指にキスをする彼。

「今度は、早く俺の妻になってよ」

「ふふっ結婚が待ち遠しいですね」

「大人になったらって話だったけど今はちょっと難しいからネ…
全部落ち着いてからになるかなぁ。
…ま、ちゃんと迎えには行くから待っててヨ」

「ええ。待ってます」

ちゅっとカカシさんが私の額にキスをし

「そろそろ動くよ?」

「はい」

「優しくしたいけど激しくなるかも。
気絶するくらい愛してあげる」

「ええ…たくさん愛して下さい」

カカシさんの腰が動く。

ぬちゅっと浅く抜かれ、トンッと突かれる。

「ん!」

びく!と体が大きく揺れる。

ぬちゅ、くぷっぐちっ

揺れる度鳴り響く水音。

「あっあんっあ…!」

それに合わせて上がる声。

抱いていた体は離されベッドに寝かされるとカカシさんは私を見下ろしながら「はっは、は…!」と腰を振る。

彼も気持ちいいのか眉が寄り耐えるような表情をしている。

「あ!ゃ、ん!あんっああん!」

ギシギシと鳴るベッド。

パン!パン!と打ち付けられる肌同士。

カカシさんの腰が私に打ち付けられる度私は甘い声を上げて快感を貪る。

ぷるんっ!ぷるんっ!と揺れる私の胸は彼の目を釘付けにしたのか「はぁ…っエロい…っ」とぼやかせ、片手で胸を鷲掴みにさせた。

快感は突かれる度大きくなっていく。

モノの大きさにも慣れた頃はすっかり私は理性なんてものは頭になく
幸せと快感で支配されひたすら彼を求めた。



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