最後の物語
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「はぁ…っすず音…っ」
彼の大きな手がぷるんぷるんと弾む胸を鷲掴み、くにくにと乳首を弄る。
だがすぐにその手は私の首でシャラシャラと揺れるネックレスに向かい、そのネックレスを撫でる。
「カカシさん♡カカシさん♡」
両手を伸ばす。
彼はその左手を掴んで婚約指輪のある指をキスすると指を絡めて手を繋ぎ
私の体を抱き上げて強く強く抱きしめると下からパンパンと突き上げながら
「っそろそろ…すず音…っ」
「あんっあんっ♡出してっカカシさんだしてっいっぱい出してぇえ!」
「はっ!はっは…っ」
「あ!あっあっあっ!」
「ぁっ出る…っ!」
「ああイくっイくぅうう…!!」
痛いほど互いに抱き合いながら絶頂する私達。
ゴム越しにカカシさんは大量に射精し、私もそれをナカで感じながらびくん!びくん!と激しく体を揺らしながら感じる。
乱れ、安定しない息を互いに整え、しばらく放心する。
「っすず音…」
「ぁ、カカシさ…」
繋がったままドサリとベッドに倒れるように押し倒され何度も何度も雨のようにキスをされる。
「幸せ…」
「俺も…」
「カカシさん好き…」
「俺も好き。大好き。すず音が愛おしい…愛してる。愛してるよすず音」
「カカシさん私も…好き、好き。貴方が好き。大好き。愛してます」
左手を何度も何度も絡み合わせキスを飽きずに繰り返す。
「まだ…いけそう?」
「…なんとか…」
「じゃ、もう一回」
「っあんっ」
ゴムすら変えずまた突かれる私の体。
「あんっあんっ♡ああっまたイくっカカシさんイっちゃうっ!」
「すず音っすず音…!」
「ああん!だめえ!イっちゃぅううう!!」
「ぅっああ…!」
ゴム越しに感じる熱いもの。
奥に欲しい。
奥に…私のナカに出されたい。
そんなもどかしい思いを感じながら、二度目の絶頂後の幸せを噛み締め
その夜は彼とひとつのまま朝を迎えた…
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