最後の物語
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ふたりの荒い呼吸が室内に響く。
再びくるりと体の向きを変えられると今度は抱き起こされカカシさんの足に跨る形になる。
「まだまだ…これからでしょ」
「あっ…」
秘部に押し当てられた肉棒がゆっくりと挿入される。
「あんっあ…」
ちゅぷ、にゅぷ、と数回優しく突かれ
「んんっふ…」
深くキスをされながらまた優しく突かれる。
「愛してる」
婚約指輪をはめている薬指に口付けるカカシさん。
「俺と結婚してよ。すず音。
もうすず音がいないとダメだ。
俺のものになって…
愛してる…愛してる…っ」
「私も…私もです。カカシさん…
貴方以外愛せません…
早く貴方の妻になりたい。貴方のものにして下さい。
誰よりも大好き…っ愛しい人…愛してます」
互いに抱きしめ合いしばらくそのまま幸せを噛み締める。
パン、ぱちゅ、パン
「ぁん、あっ…あ♡」
優しい腰の動き。
一度の絶頂でぐったりと疲れ果てる私の体を気遣ってくれている、その優しさに私の胸はキュンと高鳴る。
「すず音…大丈夫?」
「はい…」
「ちょっと休む?」
「いいえ…このまま、イかせて下さい。
私のナカにたくさん貴方の精子が欲しいです」
「エッチな言葉覚えちゃって…俺のイチャパラでも読んだ?」
「読んでないですっ」
「えー。残念」
体を離すとカカシさんの指がカリカリと秘部の突起を刺激する。
「ふああ…♡」
きゅうう、と肉棒を膣が締める。
「ん、締まり良好。エロい声も出たね。
じゃ…そろそろ」
トサッとベッドに押し倒され互いに手を握り合う。
「いっぱい出すからネ」
「奥に出して…」
「もちろん」
ズッと引き抜かれ、勢いよくパンッ!と打ち付けられる。
「ひっあ!」
「やああ♡ああんっあっ♡あん、あ!ああっ」
「きもちぃ!あ♡あ♡あ♡ずんずん突いて…!」
愛液と精液は激しい出し入れで混ざり合い、ぐちょぐちょと音を立ててカカシさんの肉棒を白く汚す。
繋ぎあっていた片方の手は離れ
私の乳首をコリコリと弄り鷲掴んで揉みしだく。
激しい動きにベッドが大きく軋む。
ギシッギシッギシッと音を立ててその激しさを表現する。
「は、あっ♡あっ♡あっ♡ああん♡カカシさ…っカカシさん!」
「はぁ、っぁ…!すず音…っそろそろ出る…!」
「出して出して!いっぱい出して!奥に出してぇえ!」
「はっ…!はっ…!くっ出すよ…!」
「出してぇえええ!」
「は…!あ、く…ッッ!!!」
「ひゃ…あああああああ……っっ!!!」
どぷっドピュッ
肉棒の脈打ちと同時に再び熱いものが勢いよく放たれた。
射精中もカカシさんはゆるゆると腰を動かして奥へ奥へと注ぎ、一滴残らず私のナカに押し込む。
「ぁ…♡」
私はお腹を押さえ、優しく撫でる。
その手を掴み挿入したまま彼は横に寝転がってくると一緒私のお腹を撫で
「…出来るといいね…」
「ええ…」
「きっと可愛い子供だヨ」
「カカシさんの子供ですもん。
絶対に可愛いに決まってます」
「ふたり欲しいな。女の子と男の子ひとりずつ」
「頑張りましょうね」
「二回じゃ足りないかな?」
「まだシたいんですか?」
「すず音ちゃんが足りない」
「もう…仕方ない人。
あと一回くらいなら、頑張れます」
「ごめんね?」
「私もカカシさんが欲しいですから」
「じゃ、またいっぱい出してあげるネ」
「ええ…」
キスをし、抱き合い、横たわったまま私の片足だけを上げて再び突き上げ始める。
「ああっああん♡あっあんっ♡あっあっや、ああん!」
「幸せだよすず音」
「私も、あ♡あ!幸せぇえ…!」
「すず音…!」
「カカシさ…!」
結局私が気絶するまで彼に抱かれ続けた。
何度奥に出されたかはもはや分からない。
私が覚えているのは、行為中の彼の綺麗な顔と
夜の暗かった部屋が若干薄く明るくなっていたことだけだった。
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