書庫2

□十二番隊隊舎?
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「ぬいぐるみに入れて動いたのかネ?!」
少々の驚きを示したマユリが聞く。
「ああ、普通に動いたぜ?コンって名前にしたんだけど、足の強化型で、ぬいぐるみのままでもかなりの高さ飛べるし」
少し首を傾げて言う一護。
「それは面白い事を聞いたネ、では管理も問題無しという事で書類を作っておくヨ。今ならば煩い上もいないからネ、そのまま正式にそのコンを登録、及び改造魂魄の廃棄命令の撤去を決めてしまおう。総隊長は判を押してくれるだろうから心配要らないヨ」
そう言ってマユリは一護に茶を勧める。
「頼む。…これ美味いな」
軽く頭を下げ、一護はお茶請けに手を伸ばす。
「リンが買ってきた物だからネ、此処にくれば大抵食べられるヨ」
マユリも茶を飲みつつ、話す。

「色々と話、面白かった。また来てもいいか?」
少し空の色が変わり始めた頃、一護が言う。
「もちろんだヨ、むしろ隊でも局でも所属して欲しい位なのだからネ」
一護を大いに気に入ったマユリ。
「入隊云々はまた山本の爺さんとも話しをしてからな。でも、また遊びに来るから」
苦笑しつつ一護が答える。
「楽しみにしているヨ。遊びにでも、頼み事でも気楽に来てくれたまえ」
「おう、またな」
「それでは」
それぞれ言って別れる。

「しっかし、美人な上に頭もいいんだな、アイツ」
「一護さん、局長と普通に話せてましたからね」
「大概意味わかんねェって言うのにな」
感想を漏らす局員達。
「一護は頭の回転が速いネ、話していて気持ちがいいヨ」
「はい、また来て下さるといいですね。マユリ様」
「出来るだけゆっくり話たいモノだヨ」
「はい」
見送ってから研究に戻る二人。

(面白かったな)
『楽しめたようだな』
『結構勉強好きだしな、お前』
(こっちの話は聞いてて興味が尽きねぇからな、また来よう)
『気に入ってよかったな』
(おう)
機嫌よく戻っていく一護。

『マトモだったな、意外に』
『マユリか?技術開発局か?』
『どっちかってェと、マユリ』
『そうだな。だが、一護の味方だ』
『かなりの安全圏だな、開発局。治外法権だし』
『だからこそ頼もしいのだからな』
マユリと開発局を味方と結論付けた斬月と朔護。



あとがき
マユリさん達登場!
開発局の局員の名前、もう少し出て欲しいです。
マユリとネムと阿近とヒヨス、リン、その五人しか判明してません;
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