書庫(捧げ物2)

□文化祭の勝者は?
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*文化祭の続き、中途半端な区切りですが書庫2の「文化祭」と此処と話しが繋がっていますm(__)m

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一年一組
「ほな、さっそく何やるか決めよか」
「進行は僕とギンで勤めさせてもらうよ、その方が確実だからね」
にっこりと壇上に上がり何の躊躇いも無く取り仕切り始める藍染とギン。
他のクラスメイト達も戸惑いつつも二人がマイペースで取り仕切るのは慣れているので大人しく席につく。
「インパクト勝負か、確実に客集めに徹するか…まずはそれから決めようか」
「せやね、前者なら芝居とか見世物系、後者なら店や」
そう言って挙手を行う二人、それぞれにある程度の手が挙がったが僅かな差で店を行う事となった。
「店、か。確実に人が入るのは飲食物を販売した方がいいかな?」
何事か考えつつも藍染は呟くと出し物の希望をとり始める。
「ならボクはたこ焼がいいですわ、簡単やし売れるやろ」
出始めていた意見に被せるように発言するギン、ちらほらと賛同意見が聞える。
「…それじゃあ定番モノの鯛焼きとたこ焼、あとは数人で大判焼きや変り種の販売でいいかな」
聞えた意見をまとめ、確認をとる藍染。
クラスのほとんどが頷いたのを見回して再び口を開く。
「後は配役だね、準備役と売り子役、あとは店そのものを作る教室の飾りつけ役かな」
「ほな、適当に二・三人組になって黒板に名前書いてや」
三役に分かれさせる二人、ちゃっかり自分達は書かないままに終わらせて総監督役をもぎ取る。

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