書庫2

□家庭訪問?E
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(今日はどうするかな;)
『市丸と藍染か…』
(どっちに行っても疲れそうだ;)
『仕方が無い事だ、両方行かなければ行けないのだからな』
(おう;)

「黒崎隊長、今日は藍染をお願いいたします…」
「わかった」
教員から渡された成績表を受け取り、一護はさっさと寮へ向かう。

「藍染、開けてくれるか?」
「はい、一護先生、どうぞ入って下さい」
すぐに扉を開け、藍染は一護を招き入れる。
「ほら、成績表」
座ってすぐに渡す一護。
「態々ありがとうございます、それで来てくださったのですか?」
「まぁな、なんで二者面談に行かなかったんだ?」
訊ねる藍染に一護は問いで返す。
「くだらないからです」
簡潔に答える藍染。
「…;だからって放棄するなよ。一応は教師なんだぞ?」
片手で頭を押さえつつ、一護が言う。
「一護先生がそう仰るのでしたら」
笑みを浮かべて答える藍染。
「そういや、『鏡花水月』とはどうだ?」
「今は能力の使い方に慣れているところです、一護先生の『斬月』の能力はなんなのですか?」
「手っ取り早く言えば『強化型』だな、斬撃そのものを強化して飛ばす『月牙』、卍解だと速力の強化してるし。俺の戦い方の所為のあるけど技数より威力重視なんだ。お前の能力は何だ?」
「『完全催眠』です」
「お前らしいな;」
「はい、早く慣れて使い方をもっと増やしたいです」
「ま、あんまし焦らずやれ;」
「努力します、一護先生」
「…、俺はそろそろ行くから;」
「ありがとうございました、一護先生と話せて楽しかったです」
どこか怖い笑みを浮かべる藍染をあとに、一護は寮からでる。

(怖ェ能力だな;)
『奴の性格上、最も使い易い力だ』
(だろうな、だから恐ろしいんだし)
『やりにくくはあるがな』
(全くだ)
溜息をつきつつ一護は隊舎へと戻る。



あとがき
藍染の能力判明、
はっきり言って一番戦いたくないタイプと思った一護。
 

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