書庫2

□十一番隊騒動
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(剣八のとこか…)
『絶対勝負を挑んでくるぜ?』
『どうするつもりだ?』
(手合いにする)
『『?』』
(殺し合いじゃなくて、手合い)
『なる』
『奴が納得すればいいが…』
(そこら辺は、交渉?)
『疑問系で大丈夫かよ;』
(本気でマズくなったら全力で逃げるさ、そん時は助力よろしく)
『おう』
『わかっている』
若干気を引き締めてつつ一護は十一番隊に向かう。

「いっちー!!」
ドスッ!
「のわ!!」
いきなり飛付いて来たやちる。
「草鹿副隊長〜〜、どこいったんすか〜〜?」
「副隊長?」
「あれ?一護君?」
やちるを探しに来たらしい荒巻、一角、弓親。
「よぉ、一角、弓親、荒巻さん」
やちるを抱き上げたまま、一護は三人と挨拶をする。
「お久しぶりっス」
「どうかしたのか?」
「ひさしぶりだね、一護君」
それぞれ言う三人。
「いっちー、またなんか作って〜〜〜」
やちるが三人を無視していう。
「…; 給仕室、借りるぜ;」
前回の事もあって早々に色々と諦め、一護は給仕室の場所を聞く。
「こっちだ」
一角の案内で取り合えず五人で向かう。

「なに作ってくれる?」
「そうだな…揚げ芋、か?」
訊ねるやちるに一護は考え、支度をしつつも答える。
「おいしい?」
「俺は結構好きだぜ?」
「じゃぁそれ!!」
「わかった、お前らも食べるか?」
元気良く答えるやちるに笑みを零しつつ、一護が三人に聞く。
「//////〜ッッ、お、おう、貰う」(綺麗過ぎだ///)
「///是非食べたいね」(美しい///)
「//////、俺もいいんっすかね?」(美人///)
それぞれ思いつつも答える。
「ああ、お前等三人には助けられたからな」
手を動かしながら、言う一護。
「俺もッスか?」
荒巻が首を傾げる。
「荒巻さんは井上を助けてもらった、やちるも、一角も弓親も協力してくれてたって聞いたからな…っと出来た、現世ではポテチって言ってるけど、要するに揚げただけの薄切り芋、熱いから気をつけろよ」
皿に盛る一護。
「やった〜!イタダキマス!」
手で鷲掴んで食べ始めるやちる。
「旨!」
「おいしいね…」
「旨いッスね〜!!」
三人も順に手を伸ばす。

「お粗末サン」
片付ける一護、かなりの早さで皿が空になってしまった。
「美味しかった〜〜!!また作ってね、いっちー」
「また今度な」
ご機嫌のやちるを撫でる一護。
「そういや、なんでこっちに来てたんだ?用があったのか?」
一角が問う。
「あ〜、挨拶周り。各隊長さんにぐらいは、と思ってさ。だから剣八にも会いにきたんだ」
やちるを抱き上げ、答える。
「隊長なら道場だよ、行くかい?」
「おう、一応行く」
弓親に答え、道場に向かう。

「次!!ととっとかかって来い!!」
道場の中央で暴れている剣八。
「相変わらずだな;」
一護が呆れる。
「隊長!!一護が来ましたぜ!!」
大声で言う一角。
「あ?もういいのかよ、一護」
剣八が近づいてくる。
「ああ、少しぐらいなら出歩いて良いって言われたからな。井上達を助けて貰った礼も言いたかったし、アリガトナ、剣八」
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