書庫(捧げ物2)

□子一護と二人
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一護の変化と可愛らしさに驚き出遅れた面々は斬月の出現に我に返って声を上げるが時既に遅く、斬月の姿を捕らえる事はおろか一護の霊圧すら感じられなくなっていた。
「どういう事だネ?」
酷く不機嫌そうな声が一護とぶつかり液体を掛けた研究員へと向けられる。
「あはははは〜…コレなんですけど、隠し部屋があるなら棚とかにもなんか隠れてるかな〜って調べてたらあったので。報告しようと思って持ってたヤツが一護さんにぶつかってかかっちゃいました;」
あは、あはははは〜、と頭をかく三つ編みの女研究員。
「ラベルを見せたまえヨ、すぐにデータを検索しなくては…」
自分のテリトリー内の事だからか、早急に手立てを考えるマユリ。
局員総出でとりかかり、他の隊長達は居場所がなくなってしまう。
「あの可愛い一護ちゃんを探してくるよ」
チャンスといわんばかりに飛び出していく京楽、遅れてなるモノかとその場にいたその他の隊長達が続く。
「退かないと解毒剤作りの材料にすんぞ」
「「「「ッ〜〜〜!!!!!」」」」
阿近の一言で野次馬も全員消え、研究員だけが残る。
全員が未だかつて無いほどに団結し作業に当たっていた。

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一護を抱きかかえて双極の丘の下の修行場に来た斬月は早々に結界を張り見つからぬように周りを覆う。
コトリと首を傾げる大変可愛らしい姿になった主に、逡巡した後手を翳して眠りに落とした。
自らもあるべき世界に意識だけを落とし、本体の具象化姿を残して主を支える。
外側の安全を確保した所で、二人は足元にいる幼くなった主を見下ろして困惑した。
そして冒頭に至る。

「…誰?」
キョトリとした一護を目の前に悩む二人。
「一から説明しろってか?」
一護の問いに朔護が眉を顰める。
「…私は斬月という、これは朔護、私達は常にお前と共にある味方だ」
少々考えてから自己紹介をしてしまう斬月、ついでに名を出された朔護も一応一護の目線の高さまで膝をおり一護を見やる。
「朔護、とりあえず解決方法を聞いてくる。泣かせるなよ」
一先ず朔護に釘を刺すと姿を消す斬月、分身体でマユリの元へと戻る。
「…どうしろってんだよ」
ジッと自分を見つめる主たる幼子に朔護は肩を落とした。

一日で戻るという結果だけ聞いてきた斬月と、幼い泣き虫の主と色んな意味での格闘が始まるまで、後暫し。









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あとがき
お誕生日おめでとう御座います桜流さま!!
こんな駄作で申し訳ありませんm(__)m

訳わかんないから書き直せ!!というのであれば遠慮なくメールか掲示板までどうぞ。
お持ち帰り、お取替えは桜流さまのみとさせていただきます。
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