宝物庫

□黒崎家の子供たち
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…と言う感じでどうでしょう、浮竹隊長。」
「あぁ、いいんじゃあないか?朽木。」
ここはソウルソサイティの瀞霊廷内、十三番隊の隊首室雨乾堂。
向かい会う様にして座っているのは、十三番隊の平隊員 朽木 ルキアと十三番隊隊長 浮竹 十四郎だ。
浮竹の前の机の上には死神代行業務日記番外編−死神代行とその家族の休日−」と書いてある書類が置いてある。
実はこれ、瀞霊廷通信で連載している『死神代行業務日記』の番外編の原稿なのだ。
こういう原稿は必ず各隊の隊長に提出する決まりになっていて、ルキアは浮竹に提出しに来たと言う訳である。
「今回も良い出来だな、朽木。」
浮竹が絶賛するとルキアは照れながら答えた。
「ありがとうございます、浮竹隊長。それで今回は写真も付けようと思うのですが、いかがでしょうか?」
そう言って懐から出した封筒の中には沢山の写真が。

一護と双子がお菓子を作っている所や食べている所。他にもゲームで遊んでいる所、風呂上がりに一護が双子の髪を乾かしてあげている所、三人で仲良く寝ている所等…とにかくいろんな写真がぎっしりと入っていた。
その一枚一枚を見ながら浮竹はルキアの質問に答える。
「そうだなあ…量を減らして五枚位の方が良いだろうな。」

そんな感じで二人は写真選びに没頭したのだった。




因みにこれが掲載された瀞霊廷通信は売り上げが伸びたらしい。
理由は女性死神が『かわいい』と沢山買って行ったからだとか。
この後、一護達が遊びに行く時ルキアだけではなく、女性死神協会がこっそり死神の姿で後を付けたのはまた違うお話。



end
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