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□お前は昔からそうだったな
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ある晴天の朝はやく。

私はまず、同じ学校に通っている仲の良い幼馴染みを家まで迎えにいく。

っていっても隣だけど。

朝ごはんを作り、制服に着替え、大好きな義兄に(現在単身赴任中)メールを打ち、そして隣へ行き玄関を勝手に開けて家に上がり、目的の部屋の扉を開いた。

「おはようございまーす!冬獅ろーう!」

「…ん、あぁ。おは…あ゛?」

「?どうした?何か私の顔についているか??あ、ご飯冷めるから速く…」

「てめぇはなんで毎回っ!ノックもせず、警戒心も持たずに簡単に男の部屋に入るんだよ!!」

こっちは起こしに来たのに。しかも朝ごはんまで作って、それが冷めそうだから速く起きて着替えてこいと優しさでしたことをなぜか逆ギレされた。

「な、何が男だ!冬獅郎はそんな、男としてみたことはないぞ!!」

「……そうか、なら今すぐ俺を男と認識させようか?」

「え…?」


冬獅郎は突如私の腕を掴み、ベッドに押し倒した。
そして胸元のボタンを外し、その事により露になった、鎖骨に冬獅郎の唇をよせた

「んっ…!?冬獅郎…!!?き、貴様何を…!」

私の鎖骨から己の唇を離した冬獅郎は、私の顔を近づけ呟いた。


「俺ってさ、お前の彼氏…だよな…??」


なんて、不安そうに上目遣いでこちらをみられる。

私の頬及び全身が紅潮していくのがわかった。

そしてひとつ思った事が、こやつには悪いが、

可愛く思った。


「あ、当たり前ではないかっ…!お主は、私には勿体無いくらいカッコいい彼氏だ…っ!!」

我ながら恥ずかしい科白だとおもったが、それを聞いた冬獅郎の顔が喜びに満ちた顔だったのでそれはそれで
嬉しくも思った。

…ったくこやつは昔から変わらぬな




お前は昔からそうだったな





(…何が?)

(ん?別に…って朝ごはん冷めるぞっ!!)





(110514)


title→雲の空耳と独り言+α


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