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□空気を読めそこの馬鹿二人
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はろーはろーぅ☆

みんなぁっ!元気ィ〜??

今日も元気なっ

ま・つ・も・と・ら・ん・ぎ・くでぇ〜すっ♪

なんでこんなにテンション高いかって?なーに言ってんのよぉっ!あたしは元からこんなんよぅっ!
まぁ、今日はいつもより高いわね。なんでかって?
それはね!

遡る事数時間前。

みんな登校してわいわいしてた時に、突如後方の扉が開きやって来たのは我らがクラスの委員長の日番谷くんと、その幼馴染みのルキアちゃん!

っていっても二人は只の幼馴染みじゃないのよね。付き合ってんだもん。ラブラブよ?端から見れば。
まぁ元から仲が良かったんだけどねー。最近更に仲良し度がアップしたなって思ってつけてみたのー。そしたら案の定ラブラブでしたみたいな、ね。
あたしが確信した次の日辺りから他の皆も薄々気づき始めたみたいでー。
あたしが所属してる新聞部にも情報が続々やってくんのね。
実際に記事にしたことないけど。
え?何でか?いやそれがね、前しようと思ったの。記事にね

《高校1、スーパーカップル登場!!-全生徒の期待の星ついにくっついてくれた!!-》

みたいなタイトルで記事にまでして顧問の卯ノ花センセに最終確認してもらおうと持っていったのが悪かったのね。
そこで委員長に会っちゃって。新聞バッチリ見られてーアハ☆みたいな展開でー
そうなったのよ
今度はバレないようにやんなきゃね!

さー!いっぱいあの二人のネタはあんのよ!まとめなきゃね!
えーとまずはぁ〜♪♪

あ、因みにネタはメールで集めてんのよ。委員長鼻が利くから
さーてと今日の収穫はー?

あたしは新聞部のあたし専用のパソコンを開いた

「おっきてんじゃないのー♪」


投稿者:匿名希望

本文:こんにちは乱菊さん。
今日も二人はイチャついてました。
場所は僕の席の前…そう朽木さんの席です。
ひ、日番谷委員長は朽木さんに勉強を教えていた様で、実は僕(っていうかクラスの大半の人)も勉強していて後で教えて貰えるかな?と思っていました。
しかし、朽木さんが問題を解ける度に委員長がボディタッチをし始め、朽木さんもそれにいちいち反応し、ちょっとしたイチャついた喧嘩をし始めました。
注意をしようにも、喧嘩中の二人に近づくと命を落としかけないので心の中で二人に注意しました。

――頼みますから、







「―あーわかるわこの最後の言葉♪よーし他のも確認しましょっ♪」


投稿者:匿名希望します

本文:こんにちは(δΘδ)ノ!
今日も私はあの二人のイチャついた件について語ります!!

まずはぁ〜!私の友達がっ失恋した日の事ぉっ!

私を含め、友達数人でその子をーっ慰めながら教室に戻ったら、そこに二人がいて!

フラれたばかりの友達に嫌みみたいに、イチャついてるの!

なんかお菓子の食べさせあい?しちゃってて!

そして日番谷くんの口元になんかついてたらしくて、朽木さんがハンカチで拭ってあげてたの。私らからみたらとてもほほえましい光景で。思わず彼氏可愛い系がよかったななんて悔やんだりするほどね!

けど友達傷心気味だったの思い出してその子みたら

いーな彼氏ーあたしもほしいなあんな感じのラブラブしたいなあー

とかなんかヤバくなっちゃって!
その子今は新しい恋してんだけど、その時は二人に本当に言いたかったわっ



――あんた達!!






「あらっ!これにも同じこと書いてあるわ最後…他のは…あっこれにも!よぉしっ!こんどの新聞の見出しはこれね!」




乱菊はパソコンに向かい合い原稿をその日の内に仕上げ、今度は日番谷にバレる事なく、新聞を掲示した。





****

翌日掲示板の前に人だかりが出来ているのを不思議に思った一護は人だかりを押し退け、掲示板の目の前に来て驚愕した。
そしてそのまま意識を失ったという。

黒崎一護を意識不明にしたという原因は新聞。


その新聞の見出しは多数の生徒が頷けるものだった




空気を読めそこの馬鹿二人



(いやーあたし以外にこんな事思ってる人がいるなんて思ってなかったわー!)

(…こんな事とは?)

(だぁかーらっ見出しにも書いてたでしょーっ!空気よめそこの―…っい)

(まぁつーもぉとぉぉおっ!!やっぱてめぇかぁっ!!!)

(きゃーっ!!ルキアっ助けてー!)

(自業自得です)







end









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