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□いつも周りに人がいて
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おはようございます皆さん。

俺…じゃなかった僕の名前は沖田総悟。

高校2年生。あともう少しで17歳です。

現在登校中です。天気は晴れです。現在頭の中に流れているのは『饅頭が怖い』という落語です。

何故この様に礼儀正しいのか。それは…あの子に言われたから
え?あの子って誰かですか?
えーとそれはですね…

「あ、沖田くん?」

「!!し、志村さんではないですか?!」

「ふふ…何その変な敬語。可笑しいわよ?」

「あ、あんたが言ったんじゃないですか!」

「え?」


僕が学校に着いて、下駄箱に向かいシューズに履き替えていると後ろから声をかけられた。

相手は僕のクラスの委員長の、志村妙。

そして彼女は僕が敬語で話している事の発端であられる。

彼女がシューズに履き替え、教室に話しながら向かっている。

「私何か変な事あなたに言ったかしら? 」

「言いました!昨日の事です!」


そう、彼女に言われたから。今敬語なのだ。



########


あれは昨日の休み時間。いつものように土方さんをいつもの様に弄っていると志村さんが

『おいっ!総悟!止めろって…!!』

『えーなんでですかィ。俺ァただ土方さんを弄っているだけじゃねぇですかぃ〜』

『何処が弄ってんだァァァア!!!!?今の俺の状況みろよ!骨折れるからっ!!』

『え〜』

『え〜じゃ…あ。志村!』

『…え』

『土方くん沖田くん!!そんな所でイチャつかないでちょうだい!他の皆に迷惑してるわ!』

『『イチャついてねぇ(でさぁ)!!』』

『大体これは総悟が…!!』

『まぁ、沖田くん…?』

『ち、違いまさぁ!!第一土方さんがM過ぎるのがわりぃ!!ね、志村さん俺ァ悪くないんでさ』

『そのしゃべり方…沖田くんらしくていいと思うけど…説得力がないわ。』

『Σなぇっ!?』

『そーねぇ。敬語なんて使ったら説得力あるんじゃないかしら?それに私はそっちの方がいいわ』

『…………へぇ』



#######


「―て言ったじゃないですか」

「あらそうだったかしら?」

「そうですよ!だから僕は…」

「そうねぇ。なんでそんな事言ったかわからないけど、きっとその時の私は精神状態がおかしかったのよ。目の前であなたたちがイチャついてたから、ヤキモチ妬いちゃってたのね、きっと。」

なんてこちらをみながら微笑む志村さん。

はい?今なんて…?

「ヤキモチ…?」

「と、ともかく今までの沖田くんのしゃべり方がいいわよ!ね、そうして!!!」

「は、はいっ!」

あまりの迫力に怖じけづいた。けども弱冠頬が紅いんですよ
志村さん。そこは一体どうとらえればいいんでしょうか。

と色々考えていると、急に辺りが騒がしくなった

なんか、ドドド…と何かが近づいてくる。
それと同時に志村さんの顔が恐ろしくなる。

あ、これは…


「おった〜えさァあぁぁあんっ!!!」

といい前から飛んできたのは近藤さん。風紀委員長。俺の幼馴染みみたいな人。


「近よんじゃねぇクソゴリラァァァァアァァアァッ!!!!」


それを容赦なく殴りつけるのは志村さん。

あ、そんなに酷くしないでほしいと願うが、もとからS心があるせいか、もっと痛め付けちまえと思う。そこはしょうがないなととらえていただきたい


そして近藤さんを意図も簡単にのしてしまった志村さんが教室に入るとすぐに人が集まってきた。


「姉御ー!おはようアル!なんでサドと一緒アルか!?」

「おはよう神楽ちゃん。あのね、途中であったのよ」

「妙ちゃんおはよう。今日は一段といい攻撃だったよ」

「おはよう九ちゃん。まぁ、本当?でもまだ沢山攻撃しなきゃね」

「ちょっとお妙さん?私と銀八先生を取り合っているのに他の男と来るなんてどーゆー事よっ!?」

「黙れメスブタ。」

「おはようお妙殿。実はな、ここの裏に可愛らしいもふもふした生物が…」

「おはよう桂くん。確かその生物確か猫よね?昨日、誰かが飼うって言って持って帰っちゃたからいないわ?」

「よぉ妙ェ。どうだ今から屋上言って一発ヤラねぇか」

「やりません。死んでください。」


あーあ。


いつも周りに人がいて
独り占めできる時間なんて朝だけだ。




(あーぁ。土方死んでくれねぇかなー)


(なんで!!!?)








(110520)

title→雲の空耳と独り言+α



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