Short
□てつなぎ
1ページ/2ページ
「さーすけくーんっ」
ばふっとサスケの背中に抱き着くのは、
「……サクラか」
「うーわっ!!反応薄っ!!」
巻物を見ていたサスケはいきなり現れ、そして自分勝手に話を進めるサクラに少しばかり、イラついた。
「…いきなり抱き着いたかと思ったら人んことけなしやがって…、マジで何しに来たんだ。お前」
(うわぁ…!怒ってる!怒ってるよ!サスケくん〜、やっぱりウザかったのかな〜…)
「きょ、今日は、文化の日で休みじゃない?だからそのー……」
サクラはしゅんとした様子で、サスケを見る。
「デートでもしたいってか。」
そうサスケがいったとたん、サクラの顔がぱぁっと明るくなる。
(わかりやすいやつめ)
「さっすが、サスケくんっ!!その通りWwデートしようよ♪」
サスケの腕を引っ張り、玄関へ向かう。
「はぁ…(俺、コイツにあめぇな)わかったよ、けどなぁ…サクラ」
「ん?何〜♪」
「何処に行くか決めてんのか」
「あ。決めてないや…」
サスケは本日盛大な溜息をもらす。そして一言。
「とりあえず、手ぇ繋いでブラブラすっか」
「!!うんっ!!」
手繋ぎデート
君となら予定がなくても