L-Dream
□Fate.4
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「で、何しにきたの?」
「その…挨拶に来ました」
「そっかそっか」
「ダメでしたか…?」
ダメじゃないよ?と微笑む彼。
青年だ……
「ちょうど仮眠も終わって何しようかな、何て考えてたところだし」
「仮眠?」
「うん。あっ、入る?」
「え?」
「俺の家。おやつ作るよ(笑)」
案の定、弟は遊びに行っている。
帰っても一人だ。
それに一人は、怖い。
「いいんですか?」
「良いよ。久しぶりに甘いもの作りたいなって今思ったし」
そうなんだ…
料理が出来る人
っていうよりも
オールマイティだと聞いている。
私には届きそうにない人。