nouvelle



授業内で知り合った音楽学科のY君と、そのお友達・映画学科のK君、
そして写真学科の私、という別学科3人が集まり、
セッション的な手法で映像作品を作ろうという企画。


過度な決め事はせず、お互い干渉せず、というスタンスが楽しかったです。
各自に自分の分野で好きなものを持ち寄り、それらを組み合わせ、調整していくといった感じ。


私は初めに、発色の弱い風景写真を30枚撮影し、
Y君はノイズ系の音楽を作り、K君は彩度が低い映像を撮ってきました。
それらを合わせてみると、どちらかというとスライドショー寄りな仕上がりに。


動きが少ないんじゃないかという事になり、スタートに戻り再出発。
私は風景写真から、光を扱った低速度写真にテーマを変えました。
それに合わせ、K君の映像も様変わり、雨の日に車の中からピンボケさせて撮ったネオン街の映像に。


更に、写真→映像→写真→映像、と動静を繰返していたデモとは違い、
写真の上に映像をかける手法に切り替えました。
背景は静止画なのに、その上をぼんやりと映像が。
編集のほとんどを担当してくれたK君の腕には感服でした。やっぱり映像やってる人はすごいね、、。


2009年の夏に発足、完成は初春。
2010年3月に、大学の設備を借りての上映会に出展。
大きなスクリーンで上映して頂き、感動したと同時に、
在校生はもちろん、一般の方にも見て頂けたのが何よりの経験になりました。

作品は世間の目に触れて初めて完成するんだという事を、身を持って知った企画でした。

サークルのように、いつも同じメンツ、同じグループで創作活動をするより
次々と新しい人と出会いタッグを組むのが好きな私は
『同じメンツでは二度は作品を作らない』というポリシーを持っているので
この三人で何かを作るという事はもうないと思います。
どんなに上手くいっても、逆に全く上手くいかなくても、二度目はナシ、チャンスは一度きり!
という方が燃える!

Y君、K君、ありがとう!
お疲れ様、楽しかったです。

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