Long〜ドラマside〜

□ACT.3-2
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長時間に渡る生徒会の規約説明もそろそろ終わりに近づいてきた。

あまりの長さに眠ってしまいそうだったけれど隣りの岳に何度か起こされた。


「ん、そろそろ終わるかな」
「そうだな」


漸く終わったのだろう。
って言うかあれは全部記憶してるんだろうか
手元に一切紙なんかないように見える。
もし記憶しているのならその頭を交換してほしい。




もちろん、中身だけ。




続いて立候補した足立さんが壇上に登る。

『足立花』と書かれたタスキをつけて。


足立さんらしい、本当に足立さんらしい公約だと思った。
他の人からしたら大した公約ではないかもしれないけれど――…



「では誰か立候補者に質問はないかー?」


そんな教師の言葉。

そこへすかさず大きな声が木霊した。


「はいっ!!」


あの子だ、セーラー服で竹刀を振り回していた。
いかにもスケバンな女の子。


「私は…花さんと一緒に居たいです!
私は花さんと一緒に居ると安心できるんです!!」


「…一緒に居ましょう。
この学校に凜風さんの居場所をつくりましょう!」


そう、足立さんは返答した。
あの子、凜風さんって言うんだ。



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