\ぼんごれくらす/

□ぼんごれR
1ページ/1ページ


授業をはじめます。きりつ、礼、着席。では、初めに小テストをしますね。え?あぁ、この格好ですか?ちょっと水道の蛇口を勢いよく捻ってしまい、水が飛び散ったので着替えたんです。頬?これは水を拭う際、誤って引っ掻いてしまったんですよ。…そうです、着替えたり手当てをしてもらったりしていたので朝会には出られませんでした。すみません。……雲雀くん、何故トンファーを投げてきたのですか。刺さってます、壁に刺さってますよ。いつも直してくださる業者さんに申し訳ないです。もう業者さんに先生名前覚えられてしまいましたよ。まぁ、それは置いといて。あいてしまったものはどうしようもないので壁はもういいです。ですがこれからは極力穴をあけないように気をつけてください。投げる時は刺さらないよう加減をして、というか教室内では使用しないでください。では、小テストを始めます。……沢田くん、雲雀くんに何が書いてある紙を渡したんですか。小テストといえど、一応成績に入るんですから。まぁ皆さんがカンニングをするような人じゃないのは分かってますが。他の先生方だとそうもいきませんしテスト中は不審に思われる行動は謹んでください。そして何気に先生が話している最中にも関わらず紙を回さないでください。気持ちは分からなくもないですよ。先生も学生の頃は手紙交換とかしたりしましたし。でも何度も言うようにテスト中は、ちょ、城島くん酷いです。そりゃ先生だって華の学生時代はありましたよ。想像つかないって、実質皆さんとそんなに年離れてないですよ。獄寺くんまで笑って…!僕は年の差など気にしません、って六道くん、それフォローになってません。え…。山本くんだけですよ、そうやって褒めてくれるの。お世辞でも嬉しいです。っと、時間が押してますね。あと2分で小テストを回収します。私語、不審な行動を謹んで取組んでください。


『リボ山先生』

「なんだ」

『また壁に穴が…』

「雲雀か。今回は何で投げられたんだ」

『よく分からないんですけど、ジャージの理由と朝会に出られなかった謝罪をしたら投げられました』

「なるほどな。他の奴等は何か不審な行動してなかったか」

『不審ですか?小テスト中に手紙を回してましたけど』

「そうか…。まぁ、何だ。お前のせいじゃねぇから深く考えるなよ」

『え、何がですか?壁に穴があいた理由ですか?』

「…まぁ好きに思っとけ」

『違うんですね、分かりました。いや、でも何の話なのかは全く分かりません』


―――
凪莉もどうしてこうなったのか分かりません←

2012.08.24


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ