\ぼんごれくらす/

□ぼんごれM
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お待たせしてしまいすみません。え、もう手錠も鎖も外していいんですか?何で突然。いえ、外してもいいんなら是非外したいです。……。わぁ、手が自由に動かせるってありがたいことですね。ありがとうございます。…クフフ?……。六道くん!あ、すみません。びっくりしてつい声が大きくなってしまいました。ところで何故ここに?助け、に?…ありがとうございます。でもここは本物のマフィアがいます。よく分かりませんがぼんごれとやらの傘下だそうです。先生の予想では裏切りではないかと。とまぁ、それはどうでも良くて、こんな所に1人で来ては危険です。助けに来てくれたのは嬉しいですが…。危険な場所に連れてきてしまいすみません。一応リボ山先生にメールをしたので警察に言ってくれてるかもしれません。…え、警察には言ってないだろう?何故ですか?まずいって何が…。はい?マフィアが警察沙汰になること?あ、ここの人達のことですね。でも先生達は関係ないから大丈夫ですよ。……。ぼんごれ?六道くんが?あれ、ぼんごれってここの人達が言ってた…。マフィ、ア。……。六道くんはぼんごれと言うマフィアなんですか。不本意ながらなんですか。え…沢田くん達も?…いえ、怖くはないです。むしろスッキリしたというか。だって今まで皆さんが隠してきたことってマフィアだってことですよね。それが分かってスッキリしたんです。皆さんは敵と戦わなければならないから武器を持っていたんですね。なるほど。…ところで警察に言えないならどうやって助けを呼べば…。もうすぐ来る?来るって…。!み、皆さん!え、なん、どうして…。助けにって、…うぅ、すみません。先生なのに生徒を危険なことに巻き込むなんて…教師失格です。…え、逆?それは皆さんがぼんごれだから先生を巻き込んだということですか?…それは違います。皆さんがぼんごれであろうとここの人達の行動に関係はありません。ですから皆さんのせいで先生が巻き込まれたわけではありません!なので、そんな辛そうな顔しないでください。皆さんには笑顔でいてほしいです。…ふふ、そうです。その笑顔ステキですよ。では皆で脱出しましょう。はい?倒すって…ここの人達を?み、皆さんが怪我してしまいます!大丈夫って、リボ山先生何を根拠に言ってるんですか。家庭教師だから、って…。リボ山先生がそこまで言うなら皆さんを信じます。でも怪我なんかしたら成績下げますからね。…頑張ってください。何かあったらすぐ逃げてください。先生が全力で守ります。た、たよりないなんてこと…。そりゃ皆さんに比べれば戦闘能力なんて皆無にちかいですが。いざとなれば皆さんを逃すくらいの力はあります。あてにせず頑張る、って酷いです。……。…いってらっしゃい。


『リボ山先生』

「なんだ」

『彼らめっちゃ強いですね』

「フッ、だから言ったろ。大丈夫だって」

『いや、でも大人相手、しかも本物のマフィア相手に壊滅が10分もかからないって…』

「ボンゴレのボスと守護者の集まりだぞ。当然の結果だな」

『ボス、守護者?誰がどれですか?』

「…まぁ詳しくはまた説明してやる」

『すみません。あ、ところであたしうっかりしててメールで場所伝え忘れてたのに何で分かったんですか?』

「骸が…」

『あぁ、伝えてくれたんですね』

「…いや、まぁそうなんだが。……。鞄に発信機つけてたみたいだぞ」

『…だから休日もよく六道くんと出会うんですね。今までの謎がまた一つ解けました』


―――
まさかのむっくんが一番に助けに来たという。
先生がトイレに入ってリボ山先生にメールしてる間に骸さんは来て、見張りの女性を倒して幻覚で変装してました。


2011.08.22
 

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