元拍手文

□\お正月/
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『あけましておめでとう!』

「うん、おめでとう」

『今日はきょーちゃん袴だ』

「お正月だしね。和服は好きだし」

『きょーちゃん袴似合ってるよ』

「君も…着物似合ってるよ」

『えへへ、ありがと』

「うん」

『よし、じゃあ行こうか』

「何処に?じゃあ、って話繋がってないよ」

『やだなぁ、きょーちゃん。お正月に出かけるんだから初詣に決まってるでしょ』

「え、嫌だよ」

『きょーちゃんの嘘つき』

「嘘も何も最初から行く約束してないし。第一僕があんな群れに群れた所行くわけないじゃないか」

『酷い!それなりに楽しみにしてたのに』

「それなりにって、そこまで楽しみにしてないじゃない」

『うん、まぁきょーちゃんが自ら群れに飛び込むわけないし』

「当たり前でしょ」

『でも少しは期待してたんだよ』

「……」

『きょーちゃん袴はいてるからもしかしてーとか思って』

「僕は二人で過ごすお正月が楽しみだったんだよ」

『…新年早々嬉しいこと言ってくれるじゃないか』

「彼氏だからね。それで君は?」

『へ?』

「まだ初詣に行きたいの?」

『うん』

「そこは空気読んで"きょーちゃんと二人で過ごすから初詣には行かないよ"とか言いなよ」

『きょーちゃん微キャラ崩壊。わざわざあたしの声真似しなくていいから。初詣行って破魔矢とかお守りとか返さないといけないし、今年のぶんももらわなきゃだし』

「今日じゃなくても出来るでしょ」

『いや、先に初詣行ったら後はずっときょーちゃんと一緒にいれるから』

「…そう」

『きょーちゃん顔赤いよ』

「あきゃ、赤くなんてないよ」

『初噛み。きょーちゃん可愛いな』

「うるさいよ。とにかく今日は初詣に行かないから」

『今日はってことは今日じゃなかったら行ってくれるの?』

「人が少なくなったらね」

『うん!ありがとう』

「だから今日は家で過ごすから」

『きょーちゃんと二人きりで、ね』

「当たり前でしょ」


A HAPPY NEW YEAR


(きょーちゃん、お雑煮にお餅何個入れる?)
(1.3個)
(1.3って何その中途半端な個数は!)
(僕が1個とヒバードが0.3個)
(あぁ、なるほど…ってヒバード鳥!お餅なんて食べさせちゃいかんだろ!)
(大丈夫じゃない?ヒバードだし)
(その根拠はどっからきた!)


―――
あけましておめでとうごさいます\^^/
今年もネジの飛んでる凪莉ですが、よろしくお願いします!

2011.01.01〜2011.01.08

 
 

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