今日は数学の先生が風邪でお休みですので自習です。では皆さん静かに勉強してくださいね。はい？いえ、先生は次の授業の準備があるので戻りますけど。え、でも先生がいなくても皆さん自習は出来るでしょう。やる気がおきない？それは別に先生関係ないですよね。変換が違う、ってあってますよ。カタカナ？…。六道くん、少し黙っててもらえますか。あ、クロームさんナイスです。六道くんが静かになったので怪しげな武器を教室内で使ったことは目をつむります。じゃあ先生は戻りますね。…。誰ですか今先生の目の前にトンファーを投げたのは。いや、言わなくても分かりますけど。壁に穴があいたじゃないですか。お、沢田くんナイス突っ込みです。久しぶりにこのクラスで突っ込みを聞きました。まぁ、それは置いといて。教室内で武器は使っちゃダメです。使うならグランドでと前にも言ったはずですよ。うちのクラスだけ修繕費がかかりすぎると先生はいつも怒られてるんですよ。誰にって、根津先生にです。あの先生何かにつけてうちのクラスを悪く言うんですから。先生もこのクラスを悪く言われるのは嫌なので、根津先生に文句を言われないよう武器は教室で使わずグランドで使いましょうね。…結局最後まで居てしまいました。まぁこんな時間もたまにはいいですね。たまには。では起立、礼。ありがとうございました。


『リボ山先生』

「なんだ」

『根津先生がいらっしゃらないんですけど…』

「あぁ、本日をもって辞めるそうだぞ」

『なんで突然』

「まぁ、いろいろと、な」

『…うちの生徒が関わってるんですね、分かりました。何かすみません』


――――
そうです、１巻で出てきた理科の根津銅八郎先生です。
彼らは先生の話を聞いた授業の後すぐ、根津先生を体育館裏に呼び出したもよう。

あ、因みにツナの突っ込みは「自分の心配より壁の心配?!」みたいなかんじですきっと。
…なんかごめんなさい