学校の見回りって嫌いなんだよね。暗いし怖いし暗いし。これで何か出たらどうしよう。ん、明かり?って明かりのついてる所うちのクラスじゃない。消し忘れか。消しに行かなきゃ。……。…出た。いや、出たというか居た。いろんな意味で怖いのが。……。沢田くん、起きなさい。…。おはようございます、夜ですけど。今8時です。いつから寝てたんですか。いのこりの途中?ということは約2時間ぐっすりだったわけですね。沢田くん、携帯は持ってますか?なら親御さんに連絡をとってください。きっと心配してますよ。あ、それともう暗いので先生が家まで送っていきます。夜道は危険ですから。気にしなくても大丈夫ですよ。見回りももう終わりですし。では先生も準備してくるので下駄箱の前で待っていてください。電気を消すのを忘れないようにしてくださいね。 『リボ山先生』 「なんだ」 『沢田くんの家に居候してたんですね』 「居候じゃねぇ。家庭教師だ」 『…。沢田くん家に行ってびっくりしましたよ。いきなり2階から撃たれるんですもん』 「ツナのせいで夜ご飯遅くなったからな」 『当たったらどうするんですか』 「ツナはよけるからな。お前もよけれるかと思ってたぞ」 『いや、無理でしょう。リボ山先生の中のあたしはどんなスキル身につけてるんですか』 「これくらい普通だぞ」 『あぁ、リボ山先生の普通は一般とはかけはなれてるんですね。分かってました』 ――― 分かりました、を毎回使うのはそろそろ辛いな、うん。…これまで無理矢理使ってたのに今更っていう。 まぁ、そういうわけで今回は過去形にしてみました(キラッ 過去形にしても無理矢理つけた感に変わりはありませんでした(´・ω・`) 2011.08.08 |