「クフフ、今日も可愛いですね(ハァハァ」 『…耳もとで言わないで』 「おや、耳が弱いのですか」 違う!耳もとでハァハァ言われるのが嫌なんだよ!生暖かい息がかかって気持ち悪いんだ。 『別に耳は弱くない』 「またまた、照れちゃってるんですね」 『頭大丈夫?』 「クハッ、僕の事を心配してくれるなんて…嬉しすぎます!」 『あぁ、何かごめん』 何故この人はこんなにも変態で超ポジティブシンキングなのだろう。黙っていれば美形なのに。もったいない。 『…ねぇ骸、たまには変態な部分を表に出さないで過ごしてみて』 「僕はいつも変態な行動などとっていません!」 『やたらめったら抱きついてくるのに?』 「コミュニケーションです」 『際どい所、っというか確実アウトな所を触ってくるのに?』 「愛故です」 『…結論、愛故に変態になると』 「結局変態のままじゃないですか!」 『これを変態と言わずしてなんと言う』 「クフン、僕はただ分かりやすい愛の伝え方をしてるんです。本気で愛しているあなただからこそ僕の気持ちを全部受け取ってほしいんですよ…」 『あー、シュンってしたからトレードマークのヘタが萎れてるよ』 「なっ、ヘタじゃないです!というか人がせっかくシリアスに入りかけたのに」 『シリアスなど望んでません』 「ひど、」 『でも』 「はい?」 『まぁ分かりやすい愛の形、受け取ったげます』 「クフッ。では少しハードな愛の形受け取ってくだ、」 『行き過ぎた愛は受付ません』 「クフン」 (どんなに変態な行動でも) (彼からの愛だと思うと許してしまう) (そんな自分も変態なのだろうか) 2010.08.28〜2010.08.30 |