「クダリ、ここに置いておきましたわたくしのプリンをご存じないでしょうか」 「知らないよー」 「そうでございますか」 「食べちゃったんじゃないの?」 「いえ、そのようなことは…」 「ノボリ、それ食いボケだよ!」 「わたくしはまだボケておりません!」 「だって食べたこと覚えてないんでしょ」 「ですから食べてなど、」 「ほら、思い出して!あの濃厚でありながらしつこくない味とすっごく滑らかな舌触りを!」 「…何故クダリが味や舌触りをご存じなのですか」 「え…?あ。…なんでだろー?」 「クダリ」 「ぼく用事思い出した!じゃあね!」 「逃がしませんよ!」 (ノボリのけち!たかがプリン一個で大人気ない!) (わたくしがあのプリンをどれだけ楽しみにしていたのかご存じでしょう!) (わ、分かった、また買ってきてあげる) (あのプリンがようございましたのに!) (わわ、ごめんって!) ―――― またも某動画を見て…。 子供なノボリさん。可愛いよ、むふ(( プリンにかける情熱が熱い。 2011.10.21 |