おい臨也 何、シズちゃん。やっと俺の魅力に気付いてくれたのかな? ああ、そうだな。俺はお前が好きみてぇだ え? 最近お前のことが頭から離れなくてよぉ そ、それは恨みの対象としてじゃなくて? あぁ シズちゃん熱あるんじゃないの。早く帰って寝なよ あぁ?俺からの愛が信じられねぇって言うのか? そうじゃないよ。ていうかシズちゃんが俺に愛情を向けるなんて! よし、行くか 脈絡もなく何?何処に行くつもり 俺ん家だよ。来るだろ え?…え?シズちゃん本気で言ってるの? んなこと冗談で言うわけねぇだろ よしシズちゃん今から新羅のとこ行こう。シズちゃんが俺に好意を持つなんておかしい。何か変なものでも食べたのかな。とにかく新羅に見てもらおう 俺は真面目にお前のことが好きなんだよ シ、シズちゃん… 「っていう夢を見たんだ」 「言いたいことはそれだけかぁ?あ?」 「シズちゃん、夢の中みたいに俺に好意を表してよ」 「んな気持ち悪いことするか!」 「つれないなぁ」 (迫られるとどうすればいいのか分かんなくなるってのによく言う) (なになに、やっぱりあの二人そういう関係なの?) (ていうか臨也さんの一方通行っすよね) (ねぇシズちゃん、今から家に行こうよ) (てめぇが行くのはあの世だぁ!) ――― シズちゃんに好意を向けられると突然の変化にどうしていいか分からなくなる臨也。 これは臨静だろうか、それとも静臨なのだろうか…。 2012.08.13 |