「んー、やっぱポン酢だって」 「馬鹿野郎!ドレッシングに決まってんだろ!」 「ま、まぁ、2人とも落ち着いて」 「10代目は何かけますかっ」 「オレ?オレは母さんの気分で買ってくるもの変わるから特にこだわりは…」 「ツナもやっぱポン酢だろ」 「10代目はそんなこと一言もおっしゃってないだろうが!」 『ツナ、これは何の騒ぎかな?』 「あ、さくらちゃん。野菜には何をかけるか言い争ってて」 『ふーん。因みに誰が何推しなんだい?』 「えっと山本がポン酢で獄寺くんがドレッシング」 『ツナは?』 「オレは別にこだわりはないんだ」 『そうか』 「さくらちゃんは何かけるの?」 『ん?私は麺つゆだな』 「…。麺つゆ!?」 『ああ、麺つゆ。因みに野菜だけでなく豆腐や揚げ物も麺つゆだ。今度ツナもかけてみるといい』 「え、あ、うん。またかけてみるよ…」 (そうだ、麺つゆをお湯で飲みやすい濃さにわって、とろろ昆布と刻みネギと天かすをいれると美味しいぞ) (そうなんだ。でも麺つゆを飲むってことだよね?) (ああ。でも問題はない。麺つゆはダシだからな) (あ、そっか) (ポン酢のほうがあっさりしてるのな) (ドレッシングっつってんだろ!) (まだ言い争っててたの!?) (いや、野菜には麺つゆだ) (第三勢力っ!めんどくさいことになるから静かにしてて!) ――― 僕は麺つゆ派です。本当に何でも麺つゆかけます。 麺つゆラブ!(( 2011.11.02 |