こねた

□ツナ
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「んー、やっぱポン酢だって」

「馬鹿野郎!ドレッシングに決まってんだろ!」

「ま、まぁ、2人とも落ち着いて」

「10代目は何かけますかっ」

「オレ?オレは母さんの気分で買ってくるもの変わるから特にこだわりは…」

「ツナもやっぱポン酢だろ」

「10代目はそんなこと一言もおっしゃってないだろうが!」

『ツナ、これは何の騒ぎかな?』

「あ、さくらちゃん。野菜には何をかけるか言い争ってて」

『ふーん。因みに誰が何推しなんだい?』

「えっと山本がポン酢で獄寺くんがドレッシング」

『ツナは?』

「オレは別にこだわりはないんだ」

『そうか』

「さくらちゃんは何かけるの?」

『ん?私は麺つゆだな』

「…。麺つゆ!?」

『ああ、麺つゆ。因みに野菜だけでなく豆腐や揚げ物も麺つゆだ。今度ツナもかけてみるといい』

「え、あ、うん。またかけてみるよ…」


(そうだ、麺つゆをお湯で飲みやすい濃さにわって、とろろ昆布と刻みネギと天かすをいれると美味しいぞ)
(そうなんだ。でも麺つゆを飲むってことだよね?)
(ああ。でも問題はない。麺つゆはダシだからな)
(あ、そっか)
(ポン酢のほうがあっさりしてるのな)
(ドレッシングっつってんだろ!)
(まだ言い争っててたの!?)
(いや、野菜には麺つゆだ)
(第三勢力っ!めんどくさいことになるから静かにしてて!)


―――
僕は麺つゆ派です。本当に何でも麺つゆかけます。
麺つゆラブ!((

2011.11.02
 

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