「どうしようさくら」 『どうしたの』 「さくらのこと殺したいくらいに愛してるんだ」 『そう』 「だからね、いっそ殺しちゃってもいい?」 『……』 「殺したら誰もさくらと話す事は出来ないし、閉じ込めるから誰にも触れさせない。完全にオレだけのものになるだろ」 『でも、あたしとツナも話す事が出来なくなっちゃう』 「そうだねそれは嫌だよ。じゃあ何処にも行かせないように手足切り落としちゃおうか。大丈夫、オレが甲斐甲斐しくお世話するから」 『そうしたらあたしはもうツナに触れる事が出来ない。あたしだってツナに触れたいのに』 「嬉しいよさくら!そうだねさくらもオレに触れたいよね。愛し合ってるもんね」 『うん』 「それなら殺すのも手足を切り落とすのも、今はまだ止めておくよ」 『そう』 「でもあまりにもさくらがオレにヤキモチ妬かせたら、すぐに切り落としちゃうからね」 『分かった』 「きっと手足が切り落とされたさくらは更に美しさを増すんだろうな!」 『……』 「あぁ、大好きだよ、愛してるよさくら。本当、殺してしまいたいくらいに!」 (あたしの彼氏は少しばかり病んでる) (今日も何とか身体、命は守れた) (いつでも死と隣り合わせな愛され方) (だけど全然嫌じゃない) (あぁ、どうやらあたしも病んでるようだ) ――― ヤンデレは好きだけど手足切り落とされるのは嫌です。一人でトイレにいけないのは苦痛だ(そこかよ 2012.04.25 |