じゃーん、ひな祭り仕様のケーキ、作ってきましたー！クロームちゃん、はい、あーんして

えっ…。あ、うん

はい

―パクッ。…甘くて美味しい。ありがとう

いえいえー。こっちこそ可愛い笑顔ありがとう！

さくらちゃん、私もあーんしてほしいなぁ…

ハルもしてほしいです！

…！もちろんだよ！はい、二人ともあーん

―パクッ。美味しい、ありがとう

―パクッ。んー、甘くてとっても美味しいです！

二人のキュートな笑顔、ご馳走です！！

皆でひな祭りするの、楽しいね

はい！女の子だけでの集まりっていいですね！

…うん、楽しい

何かもうあたし、皆ときゃっきゃうふふするのが幸せすぎて辛い


『っていう夢を見たんだよ』
「夢で良かったー！京子ちゃんたちがさくらの毒牙にかかんなくて！」
『おいツナ、お前それどういう意味だこのやろう』
「だってさくらさ、京子ちゃんたちにあーんしてたぶらかしてるじゃんか」
『女の子同士なんだからいいじゃん』
「いや、さくらは何か性格がおっさんっぽいし…」
『失礼だな！…まぁいいよ、どうせ今からコレ正夢になるし』
「え？」
『はっはっは。実は本当に女子だけ集まってひな祭りするんだよ。残念だったな！』
「何それ、聞いてないよ！」
『だって言ってないもん。ま、そういうわけで。いってきまーす』
「おい、ちょ、さくらー！」

(ちぇ、今年もさくらのひな祭りのケーキ食べれると思ってたのに)
(ツナ、お前男だろ)
(そうだけどさー、せっかくさくらの作ったケーキならやっぱ食べたいじゃんか)
(…シスコンめ)
(う、うるさいよ！)


―――
実はツナ双子妹主。ぇ
去年のひな祭りは雲雀さんときゃっきゃうふふしてしまったので、今年こそは女の子組ときゃっきゃうふふさせてみた。
しかし夢落ち。
そしてツナ夢なのか女の子組夢なのか。微妙なラインである。笑

2013.03.03