『ツナ、今日は豆まきの日だよ』 「ああ、うん。節分だね」 『いちいち直さなくていいよ。豆まきの日で伝わるって。さりげなくお前より常識もってますアピールすんなし』 「そんなことこれっぽっちも思ってなかったよ」 『まあいいや。でね、豆まきするには鬼が必要でしょ。そこで、』 「嫌だ」 『まだ最後まで言ってないから』 「どうせオレに鬼の役やれって言うんだろ。リボーン達も混ざったら容赦ないから嫌だ」 『そんなことこれっぽっちも思ってなかったよ』 「それさっきのオレの台詞。ていうかそうじゃなかったら何なわけ?」 『今年の鬼役は雲雀さんにやってもらおうかと』 「却下ぁぁぁ!」 『何故』 「そりゃお前雲雀さんに鬼の役だなんて、そんな危険なこと出来るかよ!鬼を払うどころか逆にオレらが殺られるって!」 『このヘタレが。だからダメツナって言われるんだよ。漢なら鬼くらい片手で捻り潰せや』 「物理的に無理。つーか雲雀さんを片手で潰すなんてことが出来てたまるか」 『雲雀さんはツナを片手で潰せそうだけどね。ぐちゃぐちゃに』 「ひぃっ!」 『まぁ、そうならないように精々頑張って』 「頑張ってって…?」 『雲雀さんが鬼の役なのは決定事項ですから』 「はぁぁぁぁ?!」 『ではでは無事に豆まきが終了することを遠くから祈っております。チャオ』 「ちょ、」 「赤ん坊から聞いたよ。今日は草食動物を好きなだけ咬み殺していいんだって?」 「ひ、雲雀さん!」 「君が相手じゃあまり楽しめそうにないけど…。まぁいいや。ちょうどイライラしてたからね。ストレス発散くらいにはなるかな」 「ひィィィィィ!!」 豆での太刀打ち不可能 (おい、リボーン!いるんだろ!この状況どうにか、) (うるせぇ。自分でどうにかしろ) (そんなっ) (ねぇ、ちゃんと本気出しなよ) (だとよ、ツナ。さっさと超モードにならねぇと片手で潰されるぞ。ぐちゃぐちゃに) (ぐちゃぐちゃって、) (そうだね、お望みならぐちゃぐちゃにしてあげるよ) (望んでねぇぇぇ!) ――― 何か若干初期ツナっぽい。 この豆まきでハイパー化したツナくんが全力で豆を投げる。そして雲雀さんはそれをトンファーで弾く。 んで途中で獄寺達が混ざって、はちゃめちゃなことになってればいいと思います。笑 2012.02.03 |