小ネタ

□サブマス
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「ケーキ食べたい!」

『食べればいいじゃない』

「サクラの作ったケーキがいい」

『だが断る』

「なんで!」

『めんどくさい』

「ケチ!!」

『ケチで結構』

「サクラ様、わたくしもサクラ様の手作りケーキが食べたいのですが」

『ノ、ノボリまで…』

「ダメ、でございますか…」

『あああ、そんなシュンとしないでよ可愛いけど。…しょうがないから作ったげるよ』

「ありがとうございます」

「ノボリだけずるい!ぼくのは?!」

『ああ、めんどくさいけど作ったげる。ノボリののついででね』

「なんでぼくの扱いひどいの!」

『愛故に』

「…で、でもぼくもノボリみたいな扱いがいい!」

『(間が…。可愛いなあ)それは無理だね』

「サクラ様、クダリへの対応が愛故にございましたら、わたくしには愛がこめられてないのでしょうか…」

『ん?そうじゃないよ。2人とも愛故の対応だよ。2人の性格が違うのに全く同じ愛を向けるのは違うでしょ』

「そっか、そうだね!」

「…お待ちください。2人ともに違う愛と申しますと、1人は恋情、1人は友情ということでございますね」

「そうなの?」

『いや、2人とも友情愛には変わりないけど』

「そ、そうでございますか…」

「そっか、そうなんだ…」

『え、あ、何かごめん』


――――
そうだ、ケーキを作ろう、という思いから出来たもの。


2011.10.10

 

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