今日は朝から雨が降って、とってもブルーなんです。せっかく今日はなまえちゃんとケーキ食い倒れの旅に出るのに、こんなに雨が降ってると傘のぶん離れてしまいます!はぁ。ハルはなまえちゃんと手をつないで歩きたかったのに…。 でもハルはめげません!可愛いなまえちゃんをこの目におさめることができるだけでハッピーです! 『ハルちゃんのほうが可愛いよ』 「はひっ!なんでハルの思ってることが分かるんですか!なまえちゃんはエスパーかなにかですか!?」 『ふふ、違うよ。ハルちゃん思ってること全部口に出してるんだもん』 「はひー、はっ、恥ずかしいです!」 『ふふふ、本当にハルちゃんは可愛いなぁ』 そう言いながらなまえちゃんは近付いてきて、ハルのほっぺにキスをしました。はわわ!き、キスですよ! 周りからは傘に隠れて見えませんが、それでも十分ドキドキしました!むしろそういう特別なシチュエーションのほうが、断然燃え上がります!!! 「なまえちゃん!きゅ、急にどうしたんですか!」 『んー。ハルちゃんに触れたかったの』 なまえちゃんはハルと同い年なのにとっても大人っぽいです。いつも一歩前を進んでて、ハルはリードしてもらってばかりですね。 けど、ハルだってたまには、好きな子をときめかせられる女になるんですよ? 「あの、ハルの傘大きいんで2人で一緒に入りませんか?」 『うん。じゃあ入らせてもらうね』 ―ちゅ 『!』 なまえちゃんがハルの傘に入ってきた瞬間に、今度はハルからキスをしました。受けばかりでなくハルだってたまには攻めるんです! ね、ときめいたでしょう? 『ハルちゃん…!』 「ハルもなまえちゃんに触れたかったんです!」 ハルがそう言うとなまえちゃんはとてもやわらかく微笑みました。 『あたし達同じ思いだね』 「はい!」 『たまには雨もいいかな』 「そうですね」 |