どこを見ているのですか。貴方の瞳には僕の姿だけを映せばいい。他のものなんて視界にいれなくていいんですよ。いつもそう言ってるでしょう。 なのに…。 あぁ、また貴方は僕以外を視界に入れてしまった。言うことを聞かないなんて悪い子ですね。 お仕置きが必要です。 僕の下で涙が、声が枯れるまで。ずっと泣いて、啼いていてもらいます。 苦しい? もう嫌だ? クフフ…。 それは、 嬉しい、 もっと、 の間違いではないのですか? 貴方は僕から目を離さないで、ずっとこのままでいなさい。 僕から逃げようなどと、そんなくだらないことを考えるなんて…。貴方にそんなことができるのですか。仮にできたとしてもまた連れ戻すまでですよ。 何回でもね。 貴方は本当に一緒にいて飽きない。僕を楽しませてくれる。 貴方のことを思うあまりに僕は、 貴方をグチャグチャにしたくなる。 ココロを身体を僕一色に染めて。思うがままに壊していく。 僕の掌で踊る貴方を愛しき眼差しで包み込み、逃げ場のない恐怖に怯え続けさせ、僕は笑顔でその姿を拝観する。 そんな素敵な世界を僕がこれからつくりあげていきましょう。 貴方のために、ね。 二人だけの世界 (誰にも邪魔されない空間) (忘れる事のできない時間) (僕は貴方だけを望む) (貴方は僕に溺れてく) (後戻りはできない) (だってもうこの世界は) (僕と貴方だけのもの) |