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□二人だけの世界
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どこを見ているのですか。貴方の瞳には僕の姿だけを映せばいい。他のものなんて視界にいれなくていいんですよ。いつもそう言ってるでしょう。

なのに…。
あぁ、また貴方は僕以外を視界に入れてしまった。言うことを聞かないなんて悪い子ですね。

お仕置きが必要です。

僕の下で涙が、声が枯れるまで。ずっと泣いて、啼いていてもらいます。

苦しい?
もう嫌だ?

クフフ…。
それは、

嬉しい、
もっと、
の間違いではないのですか?

貴方は僕から目を離さないで、ずっとこのままでいなさい。
僕から逃げようなどと、そんなくだらないことを考えるなんて…。貴方にそんなことができるのですか。仮にできたとしてもまた連れ戻すまでですよ。

何回でもね。

貴方は本当に一緒にいて飽きない。僕を楽しませてくれる。

貴方のことを思うあまりに僕は、

貴方をグチャグチャにしたくなる。

ココロを身体を僕一色に染めて。思うがままに壊していく。
僕の掌で踊る貴方を愛しき眼差しで包み込み、逃げ場のない恐怖に怯え続けさせ、僕は笑顔でその姿を拝観する。

そんな素敵な世界を僕がこれからつくりあげていきましょう。


貴方のために、ね。



二人だけの世界


(誰にも邪魔されない空間)
(忘れる事のできない時間)
(僕は貴方だけを望む)
(貴方は僕に溺れてく)
(後戻りはできない)
(だってもうこの世界は)
(僕と貴方だけのもの)



2010.10.24
 
 

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