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□大空なお父さん
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あたしには、かっこよくて優しくて強い、大空のような父がいる。仕事の時はキリッとしており大変自慢の父であるが……。仕事が終わりOFFモードになったときの父は…。
とっても親バカです。

父は仕事が終わったらすぐにあたしの部屋にやってくる。そして見事な親バカぶりを発揮するのだ。もう度が過ぎて、親バカの領域を越えている。いろんな意味で危ない。あたしの部屋に来るなり抱き付いてきて離さなかったりとかね。スキンシップ多め。一応あたし、年頃の娘なんだけど…。

仕事が終わって疲れているはずなのに、あたしの所に急いで来てくれる。それは素直に嬉しい。でもその反面、あたしに構わずゆっくり休んでほしいと思うのだ。

そこで、今日はゆっくり休んでもらうために睡眠薬を用意した。ええそうです、一服盛ってやるのですふふふ。
作戦はこうだ。
父があたしの部屋に来る→睡眠薬をいれたコーヒーを出して飲んでもらう→父ぐっすり眠る=疲れがとれる(&あたしもゆっくり過ごせる)

しかし、超直感を持つお父さんにバレずに睡眠薬を飲ますのは至難の技。どうやって飲まそう…。……。何も思い浮かばない。でもまぁ、なるようになるか。最悪リボーンでも呼んで無理やり口の中ねじ込んでもらおう。
いや、こんなこと言ってるけど、本当にお父さんのこと心配してるからね!!

 
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