「はい、また登場ー」 「また?今度は何にハマったの」 「夏がくると狂ったように恋しくなるガリガリ君」 「なまえ一年中ガリガリ君食べてるじゃん」 「そうだけども。でも統計的に見ても夏ってガリガリ君の需要すごいよ。求められてるよ彼は。夏の男代表だな」 「まぁ、1番サッパリしてるし」 「それね。んで、今回はガリガリくんの梨味にハマったのさ私は」 「ここは王道のソーダだろ」 「ソーダな」 「………」 「…え」 「………」 「…ごめん。いや、でも、ソーダ味が1番サッパリしてるのは分かるよ。喉渇いて倒れそうな時はソーダ味にするし」 「いや、飲み物買えよ」 「え」 「何でそんな不思議そうな顔してんの?喉渇いてるんだったら飲み物買えよ」 「カレーとか?」 「デブか!」 「失礼な」 「だってカレーを飲み物って言うのちょっと太めな人ぐらいだよ」 「偏見だ!友達にカレーは飲み物以外の何者でもないって豪語してる子いたけど細かったぞ。全国のカレーは飲み物と言う人に謝れ!」 「いや、でも水筒にカレー入れて飲む人とかいないじゃん」 「え、いるよ?スープ水筒にいれる感覚でカレースープ水筒にいれてた子、いたよ?カレーの香りが一週間とれなくなったからもう二度としないって言ってたけど」 「もうそれ愛を感じた。俺が悪かったよ。ところでガリガリ君の話は何処いった」 「おお、そうだったね。ガリガリ君のカレー味の話だっけ?」 「ないだろ!もうカレーはいいんだよ」 「グリーンだよ」 「………」 「無視ダメ絶対…。まぁ、うん、ガリガリ君の梨味、とにかく美味いんだ。よく本物の梨より梨っぽいって言われてるけど本当そう思うよ」 「本物の梨より梨っぽいってそれどうなの?いまいち言葉の意味がわからないんだけど」 「食べた人にだけ分かる。だから食べなよおすすめ。とにかく梨すぎて感動するから、世界変わるから」 「梨味に思い馳せすぎ。まぁ今は季節限定の梨味推しってことが怖いくらいに伝わってきたよ」 「私プレゼン向いてるかもしれない」 「それはない。もっとプレゼン研究してからやり直せ」 「厳しい…!!」 「ところで今からガリガリ君買いに行くけどなまえは梨味でいいね?」 「え、買ってきてくれるの?ありがと」 「その代わり部屋の片付け頼む」 「任しとけ。ガリガリ君の分だけは綺麗に片付けたげるよ」 「微妙だなソレ」 「ところでツナはソーダ味にするの?」 「いや、チョコ味」 「突然の裏切り!そんな皆の予想斜め上をいくチョイスなんて神様仏様が許してもこの私が許しません!しかもチョコってリッチのほうでは…」 「だってガリガリ君のチョコ味美味いから」 「そうだけど…」 「ガリガリ君シリーズ好きだ」 「あ、ねぇ最後の3文字だけ言って。さんにーいち、はい」 「………」 「無視ダメ絶対…」 「じゃあ買ってくるね」 「くっそ。いいよ行ってこいよ買ってこいよ」 「あぁ、俺のぶんだけ買ってくる」 「すみませんでした。買ってきてくださいませツナ様」 「しょうがない、買ってきてやるよ」 「ありがたき幸せー」 「苦しゅうない。…あ、ガリガリ君のソーダ味くらいはなまえのこと好きだよ」 「ふーん…ん?え?」 「じゃあ行ってくる」 「ちょ、え、ええええ!!!何なのバカなの好きなの死ぬのなんなの?!」 ガリガリ君は神だ (好きって何それ、そう意味で捉えていいの?…あれ、でもガリガリ君のソーダ味くらいってどんくらいだよ。ソーダ味が好きって言ってたけど最終的にはチョコ味買うって言ったし…。遠回しすぎて分からんわ!) ―――― 今回は会話オンリー。 ところでガリガリ君のパイン味があると聞いたのに、コンビニでもスーパーでも未だお会いしたことがないのだけど、いったい何処に売ってるの。パイン星?黒曜? |