08/23の日記

15:10
こねこねこねこ
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〜仔猫物語の日常編です〜
<30万記念の一環ということで・・・>





めぇ〜〜〜〜
すっかり馴染んだ室内で仔猫はしなやかな背をキュゥっと伸ばし大きな欠伸を一つ





美味しいご飯も貰った
おなかいっぱい食べた

ヴォルフラムと思いっきり城内を鬼ごっこもした

ヴォルフラムを探しに来た彼の飼い主・・・
ツェリ様にギュッと抱き締められた

ツェリ様は大好きだけど・・・あの豊かな胸にキュッとされるのはちょっと苦手

ヴォルフラムと一緒にギュッとされたら甘い匂いが俺の毛にも移って・・・思わず顔を舐めるように洗う


まるでお花の匂い・・・ヴォルフと一緒の匂い
ヴォルフから漂う匂いはツェリ様の匂いだということに気づく



でも俺はお日様の匂いの方が好き
あんたから香るお日様のような草のような匂いの方がずっとずっと好き

じゃぁいつもあんたに抱っこされてる俺はあんたの匂いがするのかな?

なんて考えながらお庭を散歩してみる

そうしたらお庭の木に大きな羽をしたトンボを見つけて・・・・飛びついて捕まえて・・・


あんたにお土産・・・・と思って持ってお部屋に帰って来た



お日様は頭一番高いところからゆっくりと傾いて
今はお山の向こうに隠れちゃった


お月様が森の向こうから顔を出して窓の外から部屋の中を照らしている




俺・・・
今日一日いい子にして待ってたよ?
みんな俺のこと「いい子」「いい子」って言って頭を何度もなでてくれるたけど・・・


俺あんたの細くて少しごっついあったかな手でなでて欲しいから・・・

待ってるんだ



ほんっとうはお外であんたを待っていたいけど、きちんとあんたの言いつけを守って
お部屋の中でじっと待っている


あんたにお土産と思って取って来たトンボやトカゲをツンツン突いて遊んでみるけど・・・つまんない



つまんない
つまんない




あんたがいないこんな日はとってもとってもつまんない・・・・

でもあんたを困らせたくないから・・・俺いい子で待ってるんだから・・・・


がちゃり
と扉が開いて長い足を折り跪くようにして「ただいま、ユーリ♪」とあんたが俺に笑ってくれるまで
俺はいい子でお留守番してるんだ



そうしたら・・・・
俺を抱っこして
「いい子にしていたようだね?」と優しく頭をなでてくれるあんたの胸にスリスリしながら甘えるのが・・・





俺の一番の幸せな時間













おまけ

「おい〜〜〜なんかなぁ・・・・
コンラートがユーリを抱いている姿は・・・
なんていうか・・・・


やばいというか・・・
ユーリの貞操の危機を感じるんだが・・・」


「感じるのではなく実際コンラートは危険だわ。
やはりユーリは私達が引きとって育てるべきだと思わない?アーダルベルト?
こんなヘタレた無節操な男に可愛い仔猫を任せておいてはいつその毒牙にかかるかと思うと・・・
私心配で心配で落ち着かないわ」


「うむ・・・確かに・・・ユーリのためにはやはりそれが一番いいことかも知れんな」



・・・・・
「お前達が俺の背後でなんと言おうとユーリをお前達に預ける気など更々ない!諦めろジュリア」



仔猫が可愛くて可愛くてしょうがないおばか大人たちの様子など気にする様子もなく
大好きな飼い主にギュッと抱き締められた真っ黒い仔猫はアフゥ〜と可愛らしいアクビを一つ・・・零した




*注:本当は仔猫姿のユーリを抱っこしていると思ってください(笑)

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