short story
□ゆーちゃんマタニティライフ♪@
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一人で迎えた朝の数の方が確実に多いはずなのに・・・・
今は傍らに眠る人の温もりを求めない朝はない。
朝陽に艶めく漆黒の絹髪に指を絡め
耳元で囁く・・・
「おはようございます・・・・陛下」
「・・・・陛下じゃない・・・・」
少し拗ねたように頭までシーツに潜り込んでしまった貴方の身体を包み込むように抱き寄せ
「すみません・・・愛しい方」
と囁くと、顔を紅潮させ・・・・
「気障///」
と、上目遣いで睨まれる
その顔がまた可愛らしくて愛しくて・・・
俺はそっと頬に口付ける。
「おはようございます・・・ユーリ」
「ん・・・・おはよ♪旦那様」
そうして今日も幸せな一日が始まる。
2007.01.25