long story

□お別れ
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そういえば昨日ママから衝撃の告白を受けた。


「あのねマリア、貴女は魔女なの。」


だって。
その言葉を聞いた時、正直心臓が止まるかと思った。
でも、話を聞いている限りママが嘘をついている様子はないし、信じられるような気がした。
だって、学校中の窓ガラスが全部消えたこともあったし、担任の着ていた紺のスーツが真っピンクに変わったこともあった。
そんなへんてこな事が起きた時はたいてい私はすごく怒っていた、あるいは泣いていた。
だから感情の高ぶりがへんてこな事を引き起こすというのも納得できた。
そしてママは続けた。


「それからね。イギリスに行ったらホグワーツ魔法魔術学校に通って正しい魔法の使い方を学ぶのよ。」


ホグワーツ魔法魔術学校…
名前はすごく良いと思えた。
だから「わかったよ」って返事して部屋に戻ってトランクに荷物を詰め込んでさっさと寝た。





 
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